和  食
 
 「自然の尊重」という日本人の精神を体現

 する社会的習慣



1.新鮮で多様な食材と、その持ち味の尊重

2.栄養バランスに優れた健康的な食生活

3.自然の美しさや季節の移ろいの表現


4.正月行事などの年中行事との密接な関わり


 ※ 次のアドレスはNHKの公式HPです

  (アドレスをコピーして、HP の動画をごらんください) 

 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131205/k10013585371000.html
 

  YouTube動画(上記の内容とほぼ同じです)2:18

   日本の「和食」がユネスコで無形文化遺産に決定

       (上記をクリックしてごらんください)
   

 和食、世界無形文化遺産登録なる!

A.日本の「和食」無形文化遺産に登録決定

 NHK 公式ホームページより      2013年12月5日



 
 
  
世界各地の伝統文化などを保護するユネスコは、日本の「和食」の食文化が世代を越えて受け継がれているなどとして、

無形文化遺産に登録することを決め、今後、「和食」の食文化をどう保護するかが課題となります。

ユネスコ=国連教育科学文化機関は4日にアゼルバイジャンの首都バクーで委員会を開き、日本の「和食」の食文化を
形文化遺産に登録するかどうか審議しました。

その結果、「和食」の食文化が、正月に見られるように新鮮な食材を使ったおせち料理を囲んで、家族で食事を取るなど、
世代を越えて受け継がれ、地域の結びつきを強めているなどとして、無形文化遺産に登録することを決めました。
日本の無形文化遺産の登録は、歌舞伎や能楽などに次いで22件目となります。

登録の決定のあと、ユネスコ日本政府代表部の門司健次郎大使は「自然を尊重する日本の精神に基づいた、和食の心
まで含めたものが日本の食文化として理解されると強く期待する」と述べ、世界中で「和食」がより深く理解されることに
期待を示しました。

また、文化庁の青柳正規長官は「欧米のレストランでは、和食らしいけれども和食でないようなものがたくさんある。
和食というブランドをどう維持するかが課題だ」と述べ、「和食」の食文化の保護に取り組んでいく姿勢を強調しました。

末永く引き継ぎ、海外にも発信を

安倍総理大臣は、「日本人の食文化『和食』が登録され、心からうれしく思う。先人が育み残してくれた瑞穂の国の
象徴である日本人の大切な食文化を、国民の皆さんとともに、末永く後世に引き継いでいきたい。また、海外の方々
にも『和食』のよさを理解いただけるよう、さらに発信していきたい」というコメントを発表しました。

誇りを持って次世代へ

静岡文化芸術大学の学長で、和食を申請するための検討会の会長を務めた熊倉功夫さんは、登録が決まったこと
について、「世界の無形文化遺産として永遠に和食が残ることになりますので、日本人としてとても喜ばしいと思います」
と喜びを語りました。

そのうえで熊倉さんは申請した背景について、「登録を目指した本当の気持ちは、和食が国内で大変大きな危機に
あるという、危機感から来ている。われわれの家庭を考えてみても、若者の和食離れなど家庭の味が伝わりにくくな
っていることが大きな問題と考えた」と振り返り、「今回の登録を機に日本人自身が和食に対してもっと誇りを持って、
次世代につないでいく決意をするいいチャンスだと思う」と話していました。

遺産登録の意義と課題

ユネスコの「無形文化遺産」は伝統文化や祭礼、それに伝統工芸品を保護しようというもので、日本ではこれまでに
能楽や歌舞伎、それに京都祇園祭の山鉾行事など21件が登録されていて和食が22件目です。

世界の食文化の「無形文化遺産」登録については、これまでフランスの美食術やイタリアなどの地中海料理、メキシコ
の伝統料理、トルコの麦かゆ食=ケシケキがあります。

いずれも単に料理だけではなく、各地の伝統や食事の楽しみ方、その歴史的背景などが評価され登録されています。
無形文化遺産に登録されると、それを保護するための継続的な措置が求められます。
つまり、今回登録された和食も、保護されるべき食文化に位置づけられたことになります。

和食を保護する背景には、若者を中心とした深刻な和食離れがあります。
文化庁によりますと、ユネスコの無形文化遺産に登録されたあと、保護措置が継続されないために登録が取り消さ
れたケースはないということですが、今後、すべての日本人が担い手となって和食文化を継続的に保護する役割が
求められます。

食文化守る活動を強化へ

「和食」の無形文化遺産への登録を受けて、国は、日本の食文化を守る活動を一段と強化することにしています。
日本では、伝統的な食文化が失われつつあることや、肥満や生活習慣病を引き起こす食習慣の改善が課題と
なっています。

このため、国は、おととし5年後の具体的な数値目標を定めた食育推進基本計画をまとめ、「食育」の取り組みや
食文化を継承する活動を支援しています。

例えば、平成27年度末までに、学校給食で使う食材について地元の都道府県でとれたものの割合を増やし、3割
以上にするという目標を掲げています。

また、農林水産省は中高生を対象に、「和食」の特徴や守るべき文化について解説した入門書「和食ガイドブック」を
作成し、ホームページで公開しているほか、今年度は、地域の食文化を広める活動を行う団体などに対して、新たな
交付金を創設しました。

さらに、海外で、日本の食材の模倣品が出回っていることから、生産された地域名が入った食材や加工品を保護す
るための新たな制度の導入を検討したりしています。
国は、今後もイベントや展覧会などを開いて、和食や伝統的な食文化を守る活動を一段と強化することにしています。


B. ユネスコ無形文化遺産に「和食」登録決定 
          国内22件目



  



C.      (ニュースがわからん!)
  
無形文化遺産に和食が登録されるの?

        
朝日新聞 2013年11月8日 

   


 
◇自然を尊(とうと)ぶ心を表し、年中行事(ねんちゅうぎょうじ)を彩(いろど)る。大切にしたいね

 コブク郎 「和食(わしょく)」がユネスコ(国連教育科学文化機関〈こくれんきょういくかがくぶんかきかん〉)

          の「
無形文化遺産(むけいぶんかいさん)」に登録(とうろく)されるんだって?

  登録を決めるユネスコの政府間委員会(せいふかんいいんかい)に対して、事前審査(じぜんしんさ)を
    
   する補助機関(ほじょきかん)が登録を勧告(かんこく)したんだ。これまでに補助機関が登録を勧告して、

   委員会で判断(はんだん)が変わった例はなく、12月に開かれる委員会で正式(せいしき)に登録される

   見通しだよ。

 コブク郎 「無形文化遺産」は「世界遺産」とは違うの?

  2003年にユネスコで採択(さいたく)された「無形文化遺産の保護(ほご)に関する条約(じょうやく)」に

   基(もと)づいて決めるんだ。芸能(げいのう)や
伝統工芸技術(でんとうこうげいぎじゅつ)、社会的慣習

   (かんしゅう)が対象(たいしょう)で、日本からは歌舞伎(かぶき)など21件がすでに登録されているよ。

 コブク郎 「世界遺産」は

 A 世界遺産富士山のように有形(ゆうけい)の貴重(きちょう)な遺跡(いせき)や環境(かんきょう)が対

   象だよ。ほかに歴史的な文書や絵画(かいが)が対象の「世界記憶(きおく)遺産」もある。

 コブク郎 和食って、ふだん食べるご飯(はん)やみそ汁(しる)のこと?

  登録に向けて最初に動いた京都府や京料理(きょうりょうり)の関係者は、プロがつくる会席料理(かいせき

    りょうり)を考えていたんだ。

 コブク郎 そうだったの。

  でも、一部の人向けではなく、庶民(しょみん)が食べてきた料理も含(ふく)めて、正月など年中行事(ねんちゅう

   ぎょうじ)と関わり、家族や地域の人たちの結びつきを強め、「自然の尊重(そんちょう)」を示す社会的慣習として

   の「
和食」と見直(みなお)したんだ。政府は「和食・日本人の伝統的な食文化(しょくぶんか)」として、ユネスコに

   推薦(すいせん)したんだよ。

 コブク郎 条約に「保護」という言葉があるけれど、「和食」をどう保護するの?

  「和食」は外国の影響(えいきょう)も受けて、スタイルはどんどん変わってきた。カレーライスやトンカツを「和食」と

   思う人もいる。京料理の関係者は「伝統的な
和食をもう一度、見直そう」と話しているよ。学校給食で郷土(きょうど)

   料理を出したり、食文化に関するシンポジウムを開いたりして「
和食」を守ろうとしているんだ。(藤井裕介)




D. 「和食」登録 農水省が先導 
       朝日新聞 2013年12月5日